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袴田巌さん48年ぶりに釈放。冤罪騒動に終止符なるか。 [時事ネタ]

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「袴田事件」とは1966年6月に発生した、静岡県清水市(当時)のみそ製造会社専務およびその家族計4人が全焼した家屋から遺体で発見された事件です。4人すべてに多くの刺し傷あとが認められ、県警察本部は8月、社員の袴田巌容疑者(当時30歳)を強盗殺人および放火などで逮捕しました。9月に静岡地方検察庁が静岡地方裁判所(1審)へ起訴(裁判を起こす)し、68年9月、死刑判決を下しました。初公判から起訴事実を全面否認していた袴田被告は東京高等裁判所への控訴、最高裁への上告を行うも、76年5月に控訴が、80年11月に上告がそれぞれ棄却(請求を受け付けない)し、死刑判決が確定しました。

という事件。

単純に事件の概要を把握すれば早期解決で何よりってところですよね。

しかし全貌はそうはいかなかったみたいです。

逮捕後から袴田さんは『自白は強要された』『関係ない』『冤罪だ』と一点張りだったそうです。

そして裁判は地裁段階から異例の展開をみせ、袴田被告は冤罪(ぬれぎぬ)ではないかという声も多々上がり、確定後も裁判のやり直しを求めて今日の釈放に至りました。

死刑囚にまでなった袴田さんがなぜ48年もたった今、釈放となったのか。
袴田.jpg
彼を逮捕、実刑判決に至らせた、検察側のずさんな証拠提供が現在まで波紋を呼んでいるからなんです。

焦点として重要なものに
・自白の強要、調書の改ざん
・証拠として出されている『衣類』
・本人と決定づける血液型やDNA判定の不確定さ

当時は自白こそが証拠!!という時代。

そんな自白を警察に強要されたと本人が言っています。また話したことを調書としてまとめる過程にもいわゆる事実の捏造があったとのこと。現在も取調室はなんだか把握のできない密室であり、過去にも調書の捏造なんて事件はいくつかあったようなので、今回のも不確定さは否めない。

また証拠として、事件発覚から1年近くたって発見された本人のものとされる衣類。
袴田 事件.jpg

画像のとおり。小さすぎて本人が履けていません。

発見時、味噌に漬かっていて縮んだ。また本人も太ったという意見が勝ったとのこと。

また衣類についていた血液。被害者と本人のものとされる血。これも血液型だけで本人かどうかが確実ではないそうです。またDNA鑑定も証拠の劣化によって云々。。。なんともお粗末。

物的証拠もイマイチななか、死刑囚として過ごした48年間。まさに生き地獄といったところでしょうか。

想像もできないです。

今回の事件が確実に冤罪かどうかは定かでないにしても、そうであったとしたら真犯人は48年間のうのうと生きていたことになります。まず生きているかすら怪しいですが。

釈放に対し、冤罪問題に尽力してきた実の姉は喜びを隠せない様子ですが、袴田さん本人は認知症も進行し、面識判断が困難であるとの報道も。

どう転んでもすっきりしない事件でああることには違いありませんね。

今後、袴田さんの健康診断をかねて病院に検査に行くとのことでしたが、外の空気を存分に楽しんでいただきたいですね・゜・(ノД`)・゜・

今後の事件の展望を見守るばかりです。



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