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脳死判定に新たな疑問?植物状態でも認識思考可能。つまり全てわかっているってこと。 [医療時事]

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植物状態や脳死は現代医療が作り出した医源病ともいえるものですよね。

僕も職場でこのような患者を目にしたこともあります。

植物状態ってまずご存知でしょうか?なんとなく知っているけど定義は・・・って感じでしょうか?

「植物人間」「植物状態」とは、

「思考や運動をつかさどる大脳皮質の働きは失われるが、呼吸や循環などの生命維持は機能している状態」

この定義から読み取れることは

・思考できない。
・認識できない。

つまり生きている(概念によるが)けども当人の意識は無。死んでいるも同然っていうことです。

僕もそう思ってましたしあまり疑問にも思いませんでした。

しかし最近発表された調査で驚きの事実が分かったそうです。
脳死.jpg

引用あり 全文ソース
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140918-00000020-irorio

調査を行ったのは、西オンタリオ大学の研究者チーム。16年前に医師から植物状態と診断された34歳のカナダ人に、映画界の巨匠・ヒッチコックが監督したTVドラマを見せた。

そして患者がドラマを見ている間、脳が機能している領域への血流を記録するfMRIという装置で、脳の動きをモニターした。

その結果、患者の脳内において、予想や興奮といった感覚の活動が起きていることが明らかになった。

また音や映像の処理に関わっている領域と同様に、高次の認識領域においても、健康な人と同じ脳の働きを示した

驚愕。さらに驚きもあります。

患者とのコミュニケーションにも成功したというのだ!!

しかもそれだけではない。西オンタリオ大学のAdrian Owen教授が率いる研究チームは昨年、12年間も植物状態となっていた患者とのコミュニケーションにも成功していた。

この調査の中で研究チームは、「あなたは今病院にいますか?」などいくつかの質問をしながら、患者に「YES」「NO」で答えるよう指示し、fMRIで脳の働きを観察した。

その結果、患者は自分の名前を理解し、また自分が病院にいることを把握していることが分かった。

Adrian Owen教授はMail Onlineの中で次のように語った。

「このアプローチによって、意識があるかどうかだけでなく、患者が何を考えているのかを調査することができる。これは、患者のケアや生活の質を考える上で、実用面や倫理面において重要な意味がある」

どうだろう?植物状態と認識された患者が実はそうでなかった。つまり誤診であった可能性がさらに増えたのです。

人間の出力器官は筋肉。筋肉に命令を送る脳の経路が遮断されただけだったと考えると、じつに倫理的にまずい出来事が多いのではないのでしょうか。

知らなかったとはいえ、なんだか医療者として複雑な気持ち。




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