SSブログ

『自殺の旅』安楽死を求めてスイスへ渡航ってどうゆうこと? [医療時事]

スポンサーリンク









「自殺ツーリズム」

こんな言葉があること自体、自分の中ではビックリなんですが。

いわゆる自殺のために旅にいくんです。死出の旅路です。

その死に向かう、つまり安楽死を遂げるためスイスに渡航した外国人が急増しているということ。こんな事実があるとある論文で発表されたそうです。

自殺1.jpg
こんな素敵な風景あふれる場所がスイスです。

47NEWS スイス、安楽死目的の渡航者急増 引用あり

急増の詳しい原因は不明だが、スイスでは医師が薬物を処方し、死を選んだ患者が自ら使用する「自殺ほう助」が事実上認められており、支援する団体も存在する。08~12年に31カ国の計611人(23~97歳)が安楽死の目的でスイスに渡航。平均年齢は69歳で約6割が女性。


スイスには、病気の末期症状や重度の身体疾患・精神疾患者に対し、有資格者の医師と看護師の援助を受けて自殺を幇助する「ディグニタス」という非営利団体が存在するそうです。

NPO的な団体が患者の自殺を幇助するということ。

論文によると、ディグニタスは年間600件の安楽死の案件を扱っており、そのうち150〜200は海外からの渡航者によるものだとしている。論文の中の611人の安楽死のほとんどにも、ディグニタスが関わっていた。イギリスのBBCによると、ディグニタスはその活動によって、年間9000〜1万500スイスフラン(100〜120万円)を得ている言われている。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/08/22/suicide-tourism_n_5698733.html 引用元

ん?明らかに非営利団体とは言えないな?

そこまで詳しくないが問題になりそうなにおいはプンプンしとる。

スイスにおける安楽死では、現在1人当たり約3000ドル(約31万円)のコストがかかるというが、実際にはその渡航費もかかっている。

結構な額だとは感じるが、海外諸国が安楽死を認めていない現状を考えるとそれを求めていく渡航者たちにとっては妥当な額なのであろうか?

しかし海外諸国からしたら明らかに資金は流れていってしまってる訳で、それにかかる費用をスイスが負担すべきではないかという論争の勃発は想像するに容易いなとも感じる。

なんにせよ、安楽死の概念とかそれを良しとするのか否とするのかはここでは述べる気もないが、先にのせたアンケート結果からするにその需要は明らかに高まっているのは間違いない。

とりあえず・・・スイスいってチーズとかたべたいな。

夏風邪?ヘルパンギーナ大流行。 [医療時事]

スポンサーリンク




ヘルパンギーナってしってます?

これは通称「夏かぜ」の代表的な疾患。

このヘルパンギーナが首都圏で猛威を振るっているとのこと。

神奈川県は24日、14日から20日までの週の患者報告数が警報基準値を上回ったため、「ヘルパンギーナ警報」を発令したようです。

まてまて、夏風邪なのか?

ただの夏風邪ではないんです。
ヘルパンギーナ.jpg

このように乳幼児が罹患することが多いのも特徴。

高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患なのです。
水泡.jpg

これらの症状はまず、2―4日で熱が下がり、7日程度で治癒することが多い。

しかし高熱や口腔内の痛みが生じるため、食事や水分を十分に取れず、脱水、熱性けいれんや髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性があり、侮れない疾患でもあります。

感染経路はいわゆる風邪と同じ。

ということは、対策も同じ。

患者の近くによらない、手を洗う、幼児に関しては口腔ケアなど親が予防に尽力するしかなさそうですね。

【ビール党必見】ビールは体にいい?科学が証明!! [医療時事]

スポンサーリンク









ビールは『太る』

このイメージはもはや定着していますよね?

しかーーーし!!それを払拭する事実が証明されたとのこと!!

以下、ロケットニュースさん引用。

ビール.jpg

なんと「一日一杯のビールが体にいい」と発表され、世界のビール好きたちは大喜びしている。

今回のビールに関する研究を発表したのは、スペインのエストラッチ博士とラムエラ博士。彼らの研究によると、一日1パイントのビールを飲むと、糖尿病・高血圧のリスクを減らし、そしてさらには体重を減らすことさえできるのだという。

1パイントはイギリスやアメリカで使われている容積の単位であり、日本でいう約568ミリリットルのこと。500ミリリットルの缶ビール、一杯分を想像すると分かりやすいだろう。

エストラッチ博士とラムエラ博士は、57歳以上の男女1249人を対象に今回のビールの調査を行った。対象者たちはエールビールやラガービールを適量に摂取することで、糖尿病や高血圧にかかりにくくなり、そしてなかには体の脂肪が減ったという人もいたから驚きだ。

博士たちは「ビールは肥満のもと」と言われていることに対し、それはビールと共に食べる油っこいおつまみや単なる飲みすぎに原因があると説明した。

そもそもビールには葉酸、鉄分、カルシウム、そして様々なビタミンが含まれており、それらが循環器システムを保護してくれると今回の研究は主張する。また、ラガービール1パイントは約200カロリーしかなく、ミルク入りのカフェラテ一杯分とほぼ同じカロリーなのだ。

ラムエラ博士は「今回の研究で、ビールが肥満を作り出しているという神話を打ち壊すことができました。もはやビールが、肥満の原因ではないと私たちは知っているのです」と述べ、欧米でささやかれている「ビールは肥満のもと」という考え方を真っ向から否定した。最後に博士たちは、適量なビールだけではなく、きちんとした食事と運動も健康な体には必要なことを改めて強調した。

今回のビールに関する発表は、ビール好きにはたまらないニュースであり、特にダイエット効果は女性のビールブームを生み出すかもしれない。ビールが健康にいいと分かったことだし、景気よくビール一杯!といきたいところだが、適量飲んでこそ体に良いということをくれぐれもお忘れなく。

豚インフルエンザ H1N1型を人工的に脅威のウイルスに?! [医療時事]

スポンサーリンク




今年もインフルエンザが猛威を振るいましたが、去年ほど流行に対しての報道も少なかったような気がしますね。

インフルエンザにも多くの型があることを知っている方も多いでしょう。

米国に拠点を置く日本人研究者が2日、H1N1型インフルエンザ(別名:豚インフルエンザ)ウイルスを改変し、ヒトの免疫系を回避できる変異株の開発に成功したことを明らかにしたというニュースがありました。
インフル.jpg
同研究を行っていたのは、米ウィスコンシン大学(University of Wisconsin)のウイルス学者、河岡義裕(Yoshihiro Kawaoka)教授。

今回の研究結果はまだ論文としては発表されていないということですが多くの波紋も読んでいるそうです。

なぜかというと、免疫系を回避するウイルス。つまり必ず感染してしまい発症する可能性も大きいということ。

このため、河岡教授の研究に危険なインフルエンザウイルスの作製を目的とする「議論を呼ぶもの」と断じ、「(研究を)知る一部の科学者らは恐怖を感じている」と指摘しているというのです。

河岡教授自身は、は

「適切な管理下に置かれた研究室で、免疫を回避するウイルスを選別することにより、2009年(に流行した)H1N1ウイルスが免疫系を回避することを可能にする重要な領域を特定することができた」と説明したそうです。

確かに。この領域を発見したということは、ワクチン開発をする際に、より選択性を持った効果的なワクチンを作れるということにつながるとも同意なのではないでしょうか。

世界保健機関(World Health Organization、WHO)にも研究について報告を行っており、好意的な反応が得られていると主張したとのことで、悪用されることを前提ではなく前向きに捉えることがいいのではないでしょうか。

同じような論議としては、

2011年と12年には、オランダと米国の異なる研究チームが、H5N1型鳥インフルエンザの感染力を高めた変異株の開発に成功したと発表し、激しい議論が勃発したようです。

この際も、ウイルスがテロリストに悪用されたり、誤って研究室から流出したりする恐れがあると批判を受けていたんですね。

これも一理ありますがね。

ウイルス株の情報が漏洩してしまえばたいへんなことになります。免疫系を回避するってことは防ぎようがないものですし、健康であればまだしも栄養状態のわるく、体力のない子供に向けられたテロなんて起きたら一大事ですからね。

適切な管理のもと、正しいことに使われてほしいですね。

エボラ出血熱の大流行がとまらない。死者数は特定できず。 [医療時事]

スポンサーリンク




以前も紹介したような気がしますが、西アフリカで流行しているエボラ出血熱について、国際医療支援団体「国境なき医師団(Doctors Without Borders、MSF)」は23日、感染が深刻な地域が60か所を超え、「もはや制御不能」な状態だと発表したそうです。

エボラ画像.jpg

これはウイルスの構造を表していますが、もっと、ロープみたいな形状なのです。


致死率が最大90%とされるエボラ出血熱。発症すれば体内から壊死していき、穴という穴から出血してしまう恐怖の病原体、、。

そのまん延が、あまりに急速なため支援団体や医療関係者らも手に負えず、感染地域の住民たちは恐怖に陥っているとのこと。

その感染地域はさらに広がっており60地域以上だと、、、。おそろしい。
エボラ.jpg

出血の画像は閲覧したくない人もいるのでのせませんが悲惨です。

感染経路としては、感染物『血液・排泄物・粘膜・唾液など』に直接触れることで感染します。

今回のエボラ出血熱の大流行は、今年初めにギニアで報告されたのが始まりだった。世界保健機関(World Health Organization、WHO)の先週の発表によると、今回のエボラ出血熱の流行でこれまでにギニア、シエラレオネ、リベリアの3か国で少なくとも337人が死亡したとのこと。

総数は不明ですが、対策が追いつかない現状、どうするんでしょうか。
海外からのウイルス流入も危惧されます。

動向が気になります。

薬剤耐性菌に弱点?!医学会に光明さしたんじゃねーかこれ(」´Д`)」オォ━━━━━━イ!! [医療時事]

スポンサーリンク




抗生物質が効かない耐性菌を薬剤耐性菌っていいます。

これはすごく大変なことです。感染と聞けば誰しも抗生剤を使いましょう的な感じで世の中回ってきてます。

そのせいで生まれた者がこの厄介者なわけです。
薬剤耐性菌.gif

しかしこの難題に光明がさしたんです。

「グラム陰性菌」と呼ばれる細菌の一群は、脂質を基盤とする不浸透性の細胞壁外膜を持ち、このため抗生物質やヒト免疫システムに対する耐性が強い。外膜を取り除けば細胞はもろくなり死滅することが知られている。

これが一般論だそうです。

この細胞壁外膜について、英イースト・アングリア大学(University of East Anglia)医学部の研究チームは、外膜組織を構成するブロック(部品)である「リポ多糖体」をグラム陰性菌がどのように輸送しているかを突き止めたということ。

さらにこういっています。

「外膜のブロックを細胞外面に運ぶ経路と門を特定した。さらに重要なことは、この門に鍵をかければ細菌が死ぬことが示された点だ」と研究チームは声明で説明。この発見により、細胞壁外膜の構築を阻害して無効化する新薬の開発に道が開かれたと。。。

薬剤耐性菌によって、いままで治せていた病気がいつのまにか致死的な病気になってしまう。医療界では世界的に問題になっている昨今、治療に新たな道が開かれることを祈ります。

兵庫の私立病院で心不全患者死亡。モニターの警告音気づかずか。 [医療時事]

スポンサーリンク




兵庫.jpg
兵庫県洲本市の県立淡路医療センター(441床)で昨年11月、心不全で入院していた男性(当時77歳)の容体が急変。
その際、心電図の異常を知らせるアラームが鳴っていたが、夜勤の看護師らが72分間気付かずに男性が死亡。

このことが22日、県などへの取材で分かったとのこと。

病院側はアラームに気付かなかったことと死亡との因果関係について「判定できない」としているが、対応の遅れがあったことを認め、遺族に説明したということです。

患者は11月16日午前6時19分、看護師が病室を訪れた時に意識があったが、6時38分ごろに容体が急変。

そして病室の心電図モニターのアラームが鳴ったとのことだが、夜勤の看護師3人は気付かなかったとのこと。

7時50分、採血のために病室に入った看護師が、男性の意識がなくなっているのに気付いたが、その約3時間後に死亡が確認された。これが今回の件の概要です。


心電図のモニターはアラームがなると、ナースステーションのセントラルモニターというものに連動して鳴る仕組になっていることが一般的です。僕の勤めている病院でもそうです。

しかし看護師3人は当時、他の病室の見回りに出ていて、不在だったそうです。これに関しては夜間帯どうしてもこうなってしまいます。

明らかにマンパワーがどこでも不足しているのです。

看護師3人の担当病棟は計45床で、その内の27名がモニタリングされていたそうです。

ほとんどの方はこの記事を知り、『注意不足』『アラームがなってるのに、、、。』

など警告を無視しているなんてとんでもない!!と感じるでしょう。

しかしこの警告音。誰もが危険と感じる『心停止、呼吸停止』を知るだけでなく酸素飽和度、不整脈、一時的な無呼吸、患者の動作によるノイズなどなど様々な異常を検知できます。

この警告音は皆さんが思ってる以上になり続け、健常だと思っている人でさえ何かしらのアラームがなることもあります。とにかくたっくさん鳴るのです。もちろんそれに対応に行くのですが27人もモニタリングされていると同時に何人も鳴ることは珍しくないんです。

つまり『仕方ない』では済まされないのは誰もが承知していますが、対応しきれないのです。マンパワー不足全国的。

これについては擁護するような文面になっていますが、記事によって『医療ミス』としてだけ認知されるのではなく

圧倒的なマンパワー不足によって過酷な勤務を強いられながらも、多くの患者の命をあずかることの負担の大きさを知って欲しいでんです。

もちろんプロとして許されるものではないですが、、、。

他人事に感じることはできないですなー。

山本文郎さん(79)が肺胞出血で急死。どんな病気なのか。 [医療時事]

スポンサーリンク




山本文郎さん79歳(元TBSアナウンサー)が、2月26日、肺胞出血のためなくなりました。

由美子(ゆみこ)さんと2008年に31歳差の「芸能界最高齢再婚」が話題となり、以降仲むつまじい姿が印象的でしたねヽ(´▽`)/
文郎.jpg

肺胞出血とはなんでしょう。
出血.JPG
肺の最小単位である肺胞から出血したものです。

多くは薬の服用により、肺の肺胞という部分の毛細血管から出血することが多いようです。
アスピリン、ワルファリン、抗不整脈薬、免疫抑制薬、降圧薬、抗てんかん薬、抗甲状腺薬、抗菌薬、抗リウマチ薬、抗がん剤などさまざまな医薬品で起こり得ます。
「咳と一緒に血が出る」 「痰に血が混じる」 「黒い痰が出る」 「息切れがする・息苦しくなる」 「咳が出る」

などの自覚症状もあるようですが、咳やなんとなく息苦しいや、文郎さんのように胸痛や背部痛で自覚する方もいらっしゃるそうです。

薬剤関連以外でも膠原病などの疾患で起こることもあるそうですが頻繁にあるものでもありませんので、少なくとも何らかの自覚症状を感じた時は、すぐに医療機関を受診すべきなんだなと感じます。

マダニが媒介となるウイルスの恐怖 FSTSって何? [医療時事]

スポンサーリンク




マダニは原虫、リケッチア、ウイルス、細菌など、さまざまな病原体を媒介する運び屋と言われています。
マダニ.jpg

マダニが媒介する病院体によって引き起こされる病気はマダニ媒介性疾病(TBD)と呼ばれます。これにはライム病、日本紅斑熱、野兎病などあまり聞いたことない病気で溢れていますね。

その中で数年前から話題で日本での感染も確認されてしまったものがあります。

FSTSですね。

SFTSウイルスに感染すると6日~2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)、頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳、咽頭痛)、出血症状(紫斑、下血)等の症状が出現し、発症した場合の致死率は10~30%にもなると言われる!!

おっかねぇ!!

2005年から患者が九州・四国・中国・近畿地方の13県(兵庫、島根、岡山、広島、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、宮崎及び鹿児島県)から報告されていましたが、今回東北に生息するダニからもウイルスが検出されたということで、もはや全国区。

もはや海外渡航歴がなくとも感染の危険は高いということです。

もちろんFSTSだけでなくその他感染症もあることを考えればダニに噛まれたら皮膚科へ行ってくださいということですね。
kamare.jpg

噛まれた痕は見た感じただの湿疹みたいですが、噛まれたあとは必ずあります。また噛まれたままダニが皮膚についていたとしたら、無理矢理引き抜かずにそのまま皮膚科に行けるのが理想的。外すと顎だけ残ってしまうこともあるので注意。

スキー・ジャンプの竹内拓さんが難病告白 『チャーグ・ストラウス症候群』とは? [医療時事]

スポンサーリンク




日本男子。メダルおめでとうございます。リアルタイムでは見ていませんが大々的に報道される日本人選手の活躍には同じ日本人としてとてもうれしいですねヽ(*´∀`)ノ
竹内.jpg

そんな選手団のなか、『竹内択』に心配な報道が、、、、。

引用元:NHK NEWS WEB – ジャンプ竹内 重い病気明かす
スキージャンプ男子団体で銅メダルを獲得した竹内択選手は、試合後の記者会見で、重い病気を抱えながら大会に臨んでいたことを明らかにしました。

竹内選手は先月、ワールドカップ遠征中に高熱やせきが止まらなくなって緊急帰国し、血管障害の難病の可能性が高いと診断を受けたということです。
竹内選手によりますと、この病気は「チャーグ・ストラウス症候群」という、120 万人に 1 人がかかるといわれる難病で、40 度近い高熱やぜんそくの発作などの症状が出るということです。

竹内選手は帰国後、およそ 2 週間入院して症状は改善しましたが、今も薬を飲みながら治療を続けています。
会見で竹内選手は「 メダルを獲得したら、病気を公表しようと思っていました。家族の支えがあってオリンピックの舞台に立てた。同じような病気と戦っている人に勇気を与えられたらうれしい 」と涙を浮かべて話していました。


まずこんな状態で競技に参加していたことと、その気迫、取り組む姿勢に感動します。

このチャーグ・ストラウス症候群はアレルギー性肉芽種性血管炎という病気の国際名です。医療に携わるぼくも聞いたことのない病気。それもそのはず珍しい難病でした。

ぼくも知っていた病名に結節性多発動脈炎(PN)というものがあり、症状がおんなじじゃんと感じたのも束の間。これはPNと違って肺動脈にも進行する血管壊死性の病変が確認できるんだとか。恐ろしい。つまりは血管あるところにはすべて障害が起きる可能性があると意味しています。つまりは全身です。

生存率、、、なんて話縁起でもないですが、きになるところ。ガンなどでは『5年生存率』なんて表現も使われますがこの疾患の5年生存率は70パーセント前後と決して予後良好とは言えません。治療も進行を遅らせるための対症療法(ステロイドなどの免疫抑制療法には比較的反応がいいんだとか)のみで確立したものはないのです。症例が少なく研究も進まないからこそ難病指定なんですね。

このように有名人が何らかの病気にかかっていると知ったからその病気に興味を持つ。これは自然なことで仕方のないことです。そもそも一般的には知る機会がないですからね。

良い意味で疾患がメディアに露出されるのはいいことですが、浅知恵のみを仕込んで、実際に罹患している方に対して偏見などが生まれないことを祈ります。

人気ブログランキングへ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。